シンガポール空前の再開発の波の中、新たなコンドミニアムができるのはKilliney Road(キリニー・ロード)も例外ではない。
しかし、ここに時間が止まった空間があるのをご存知であろうか?
何を隠そう、この私も足を踏み込むのは初めてだった。昔から「人がいないのに声が聞こえる」とか、そのものずばり「出るらしい」とか、いろいろな噂を聞いたが・・・・・・。
では敷地に入ってみよう。

古めかしい建物が見えてきた。

ラッフルズホテルが荒れるとこうなるかと思わせる姿だ。2階から老いた西洋人の姿が見えた。こちらを見ているようだ・・・・・・。

中を覗くと人が住める環境ではない。あの西洋人は住んでいる人なのか?と不思議に思っていたら、ふと敷地にある家のほうから声をかけられた。
案内すると言う。
ふと行方不明者になるのでは(アメリカの恐怖映画のシーンを思い出した)という思い脳裏をかすめるが、ここで躊躇していては自称シンガポール魔界探検隊の名がすたる。
いざ探検だ!
荒れている。ゴミの山だ・・・・・・、これでホテルは営業中?
聞いてみると、1階は一泊36ドル、2階は22ドルとのこと。
恐る恐るもうひとつもっと気になることを聞いてみた。
「ここって出るんだよね、ゴースト」
否定するかと思えば、あたりまえのように、
「イエ〜ス2階ね、見える人には話しかけてくるから」
げっ!もしかして、外から見えた西洋人は・・・・・・?
聞くと、
2階に6年間泊まっている80歳のオランダ人がいると・・・・・・。
ここで、6年間?ん〜、それも十分怖いぞ!
もしかして、と思い最後に質問
「あんた幽霊?」
「ノ〜」
よかったと胸をなでおろす臆病者のさとかずであった。
*備考:
案内してくれた女性はここのオーナー一族でこの家族がここを買ったのが1920年代だそうだ。
霊感がある人はあまり足を踏み入れないほうがよいかもしれない(悪いゴーストではないと案内人は言ってはいたが)。
ちなみにここを出て携帯電話で撮った写真を送ろうとしたら、携帯電話がうまく作動しなくなっていた(今はちゃんと動きます)。
ところで、1階にあるバー24時間営業と言うではないか!
ビール5ドル。
今度行くことを約束してしまった。
もし、夜に行きたい人は誘ってください。
なお、見える人は写真に何か写っているようでしたらお教えください。
*追記:
悪気はないんでしょうが、写真の無断拝借はいかがかな?
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