ここシンガポールに住む利点のひとつは、近隣諸国への手軽な旅行だろう。
オススメなのは、Islandへのフライトだ。
連休のシンガポール、
考えた・・・・・・、私の大好きなタイ・サムイ島に行くか?
家族会議、結果、行ったことのない島に行こう!ということになった。
どこの島に?と考えていたところ、日通トラベルの広告に目がいく。
そう、
レダン島だ!パスポートを持って飛べば、♪夏・夏・夏・夏、ここ〜なつ。アイ・アイ・アイ・アイ、アイランド〜♪
問わないでくれ、シンガポールも常夏の南の島ということは。
さて、まずは準備。
セレター空港を使用するのは初めてだ。念のために旅行会社の担当の人に電話をかける。
そう、こう見えても綿密に計画を立てて、その通り動かないと嫌いな私だった。家人はああ見えても、かなりアバウトな人だ。我らを知っている人はここで笑ってはいけない。人間は見かけによらないものなのだ。
「セレターはフライトの最悪30分前に行けば、大丈夫ですよね?」
電話の向こうからは、声にならない沈黙が・・・・・・。たしなめられてしまった。綿密に計画を立てるわりには、肝心なところでアバウトな私でもある。ちなみに双方共に血液型はB型だ。
出発までには、’98・’99年版の「地球の歩き方」のレダン島のページをコピーする。
セレター空港の位置を確認する。よし、万全だ!
出発当日は、シンガポールには青空が広がる。コンドミニアムを出ると思いのほかすぐにタクシーが拾えた。

フライトの1時間半前には、セレターに着く。とんでもない田舎のエアポートだ。軍の基地と接している。
まだ、この時までは、空は青かった。
だが・・・・・・、
フライト時間が近づくと、ぽつりぽつりと降り出す雨。
忘れていた。私は雨男だったのだ。
チェックインを終えて、

空港の施設で飛行機を待つ間に降り始めた土砂降り。
果たして目的地は?と思い、土砂降りの為に役に立たないながら、傘をさして歩いて飛行機に乗り込んだ。

ベルジャヤ・エアーは全席自由席だ。とりあえず、
暑い。
ぽっちゃり型のスチューワーデスがいる後方を振り向くと彼女達は安全のしおりを団扇にし、暑さをしのいでいた。
さすがプロだ。
しかし、古い機体だ。目的地までもつのか心配だった。

「大丈夫、プロペラ機はジェットみたいにすぐには落ちないから」と家人に言うように実は自分を奮い立たせる。そう飛行機が嫌いなのだ。
そして、飛行機は飛び立った。
お暇な人は続きをどうぞ!