この10年くらいを考えてみると随分移り変わりのあった日本食レストラン。
これから来年にかけてまだ増えるようだ。
私がシンガポールに来た10年強前には、日本食レストランと言えば、
@=日本と同じ味を提供するところだが、値段は高い。寿司屋は総じてこちらに分類される。
A=日本人からするとなんちゃって日本食、しかし値段は安い。
この両極化が見られた気がする。
しばらくすると手軽なお値段で許容できる味の日本食を食べられるようになった(@とAの間)。
これにはシンガポール人が日本食に馴染むようになった、千都(現在の和楽)の影響が大きいかもしれない。
シンガポール人が日本食を食べるということで、客層の幅が広がり、値段的にもそこそこのレストランが増加した気がする。
(和風パスタというコンセプトも追随者が出てくるのだから)
しかし、この家賃と原料の高騰下において確実な利益を出すのはなかなか厳しいのではないだろうか?
現在更新のスペースは2年前の2〜3倍の価格を求められると言う。
シンガポールのネックは、2年後の家賃が読めないということでもある。
客の入りを見ていても勝ち組と負け組の色分けがはっきりしているようだ。