親と紅葉を見に行く。
車は四捨五入80歳が運転するスカイライン(座席が沈んでいて座りにくい)は、どんどん車は県境を越えて「すべってころんで」大分県に入る。
野菜の即売所に寄り、そろそろ目的地かなと思うと、車はますます山の頂へ向かっていく。
生まれて初めて行く場所だ。
戸惑っているうちに、車は峠を二つほど越えて宮崎県に戻った(日之影町 今もこう呼ぶのか?)。
どうもこのあたりの山間部は日本カモシカが出るようだ。
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の〜(猿丸太夫)」は、日本カモシカではあるまいにと思う。
渓谷を取り囲むように色づく木々は、残念ながら数日前の大雨で散ってしまったようだ。
よし、ちょっと足を伸ばすかという誘いに乗ったら、
すいすいと整備された道を走るスカイライン、ふと気が付くと

そこは高千穂だった。
さすが田舎の戦前生まれは距離感が違うと感心した。
=2009年秋に帰国編 つづく かもしれない=