参加せねばならない。指折りの恐妻家、故丹下健三が設計した(ことになっている?)東京都庁が完成した折にも、見学ツアーに行ったほどの建物のツアーが好きな私である。六本木の美術館は黒川紀章、変な建物だった。最近の露出を見るところ、ご本人の方がもっと変みたいだが・・・・・・。
しかし、建築家は変わった人が多い。そうそう、まだお隣の国に数年前に訪れたあの寿司屋あるだろうか?Mさ〜ん、ご紹介のお寿司まずかったですぅ。サービスで握ってくれるのはいいんだが、こんな私だ。「食べたいときには頼むからもういい!」と言い、カウンターの中と険悪になった。おっと、脱線。
さて、見学ツアーを予約した我ら、10時にスポーツ・ミュージアムの前に集合だ。これから2時間、シンガポールのスポーツの殿堂を味わうのだ、と心はちょっと浮き浮きしていた。
老若男女、週末なのに暇な人たちがぞろぞろと集まってくる。中には日本でもいそうな、廃線前に集まる鉄道マニアみたいな、でか〜いカメラを持ったオタク君もいる。すでに集合場所で待っているときから撮影会は始まっている。
それでは、スポーツ・ミュージアムから見学だ。
しばらくするとガイドのおばちゃんのお株を奪うおしゃべりなインド人おじちゃんが話し出す。止まらない。面白い。実はおじちゃんは、シンガポール代表オリンピック選手だった有名陸上選手だ(後日、新聞に時々出ていたのを目にした。シンガポールスポーツ界の名士のようだ)!これが若いときの私とパネルの前で語る。
オリンピックメダリスト(重量挙げ)
スポーツ・ミュージアムの中ではインド人おじちゃんの説明を聞き、次へ移動。
さすが、シンガポールスタディアム内でのごみ捨ては1000ドルの罰金だ!
NDPなどで政府首脳が座っている場所に座って足を組んでみる。
ん〜、ちょっとえらくなった気がするぞ!その横で家人は他人のふりをしている。無理だ。このツアーには日本人は二人しかいないのだから。
VIPルームだ。
クーラーが利いていて涼しい。
インド人おばちゃんがガイドから紹介される。往年の選手だ(このおばちゃんも後日新聞で目にした)!
このスタディアムでの競技を語る。ノスタルジー、たっぷりだ。その瞬間がまるで目の前で演じられているようだ。
お話が終わるとVIPの待合室へ移動。
ガイドのおばちゃん、シンガポール人の御多分に洩れず、ここは幽霊が出るんだよ〜と。相変わらず、幽霊が好きな人たちだ。
さぁ、移動次はスタディアムの観客席の下へ行く。ここはジムや故障選手のリハビリセンターなどがあった。
そして、聖火台へ移動だ。階段を上がる途中で息が切れた。
でかいぞ、ナショナル・スタディアム。
ああ、見上げると首が痛い。
そして再びスタディアムの中の研究室を見学して、
ツアーは終了した。
このツアーに参加した日本人はそうはいまいと変なところで自己満足する私であった。
ありがとう!ナショナルスタディアム(書いてみたかっただけ)。
*備考:
ツアー開催詳細
5月3日〜6月30日(‘07年)
火曜日、木曜日、土曜日(祝日は除く)
10時AM〜と14時30分〜の2回
料金 無料
(すでにツアー期間は終了)